「何も出来ないバカな自分が嫌い」

ずっとそう思っていた私を

変えたのは、"自分の好き"を

信じることだった

私には、勉強も運動もできて

友達もたくさんいる活発な姉がいる

どんなに頑張っても、

姉のように褒められることはなかった

どれだけ努力しても、かなわない

そんな姉が、

憎らしいとさえ思ったこともある

何をやっても自信がなくて、

ただ呼吸をして生きているだけの私

でも、そんな私が唯一、

昼も夜も夢中になれたのが

ガラス制作 だった

必死に作った作品を、

お客様が「素敵だね」と

褒めてくれたとき、

初めて "私だから生み出せるもの" が

あると気づいた

姉と比べられることのない、

"私だけの世界"を

見つけられた瞬間だった